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5月沖縄芝居公演 「多幸山」 稽古場レポート!
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5月28日(土)、29日(日)大劇場で上演される、真喜志康忠の名作「多幸山(たこうやま)」。
今回の稽古場レポートは、4月19日(火)と、5月1日(日)に行われたお稽古の様子をお届けいたします。
まずは、4月19日(火)中稽古室での第一景の山賊兄弟の掛け合いの場面から。
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多幸山でフェーレー(山賊、追いはぎ)をしている兄弟、弟・松ゃー
役の嘉数道彦さん(写真左)と兄・山(ヤマー)役の普久原明さん。
兄弟の中でも、より悪どいのが弟の松ゃー、性根の悪い弟に手を
焼く兄のヤマー。
この後悲劇が待ち受けるとも知らず、滑稽ささえ漂う兄弟の小競り
合いの場面です。
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25年前に旅人(宇座仁一さん、写真左)が殺してしまった松ゃーの妻・アンマー(知花小百合さん、写真左から3人目)にせめられる場面。
感情がぶつかり合う迫真の演技に圧倒されました。
写真右から、松やーの息子亀じゃー役:嘉数道彦さん、村人役:山城亜矢乃さん、伊良波さゆきさん。写真左から2人目、ウサ小役:小嶺和佳子さん。
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村人(写真左から:金城真次さん、宮城茂雄さん)と亀じゃー
から投げ飛ばされる旅人。旅人の罪を償いたい思いが村人
たちに伝わらず、稽古を見ていても歯がゆい思いに駆られて
しまいます。
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演出の幸喜良秀氏(写真中央)。原作者である真喜志康忠さんと作品を作りあげてきた、経験に裏打ちされた厳しくも的確な指導は、若手実演家たちを日々成長させています。
(写真後方は、右から舞台監督の山城譲二氏、演出助手の大田守邦さん)
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みなさん、姿勢を正して、この日の稽古の総括に熱心に耳を傾けます。
出演者左から、山城亜矢乃さん、普久原明さん、小嶺和佳子さん、知花小百合さん、伊良波さゆきさん、
(後ろ姿)宮城茂雄さん、宇座仁一さん、嘉数道彦さん、東江裕吉さん、金城真次さん。
この日はこれにて終了です。
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続いては5月1日(日)の大稽古室でのお稽古です。この日は、第三景と第四景の稽古が行われました。
物語のクライマックスともいえる二景です。この日は、今回の演技指導である平良進氏の指導を中心に稽古が進められました。
左から、村人役:知名剛史さん、宮城茂雄さん、佐和田香織さん、(中央)旅人役:宇座仁一さん、
演出助手:大田守邦さん、亀じゃー役:嘉数道彦さん、アンマー役:知花小百合さん、
(知花さんの奥)村人役:山城亜矢乃さん、(右)演技指導:平良進氏
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まずは第三景、先日に引き続き、多幸山の村人達が、旅人を捕らえ、乱暴を加えようとする場面です。
旅人の動きを指導する平良氏。
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村人役のお2人も、台本をチェックしながら
思わず神妙な顔でうなずいています。
フムフム、もっと激しく、殴る蹴るか・・・。
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オリジナルの舞台で、松ゃーを演じた平良氏。役柄の心情から生まれてくる動作や表情の細かい部分まで、熱心な指導が入ります。聴き入る宇座さんの表情は真剣そのものです。
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第四景。旅人の息子・蒲太と旅人の村の若者・三良が、旅人を捜し出し、多幸山の村人達から旅人をかばいます。
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左から(三良役)金城真次さん、宮城茂雄さん、(蒲太役)佐辺良和さん、
宇座仁一さん、山城亜矢乃さん、嘉数道彦さん、知花小百合さん
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この後、稽古は夜9時頃まで続きましたが、時々冗談も交えながら、真剣な中にもリラックスした雰囲気が漂うこの日の稽古でした。
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本番まであとわずか!
5月沖縄芝居公演 「多幸山」 どうぞご期待ください!
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おや、金城真次さんが熱心に目を通しているのは・・・。
国立劇場おきなわステージガイド
『華風』5月号
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