「国立劇場おきなわ」では、平成16年(2004年)の開場以来、沖縄の伝統芸能の保存振興を図ることを目的として組踊、琉球舞踊、琉球音楽等の番組を年間30公演余を上演してきたが、会館6年目に入り、沖縄伝統芸能の振興の一助として、今後は劇場から新たな作品の創造を目指して広く一般より「創作舞踊(琉球舞踊)」を募集することとなった。平成22年5月6日(木)~6月18日(金)の募集期間内に4件の応募作品があり、これら作品について台本および映像等により7月3日(土)に選考を行い、今回は応募4作品を創作舞踊大賞の候補作品として9月26日(日)の定期公演で上演することとなった。
上演後、審査委員による選考が行われた結果、今回は大賞該当作品はなかったが、次の2作品が奨励賞に選考された。
・新崎恵子作品 「創作琉球舞踊組曲 新南島風土記 ニライの島」
・城間祥之作品 「-創作歌舞集-ニライカナイ」
(備考)
1.第1回創作舞踊大賞候補作品(9月26日公演順)
・花岡勝子作品「天降花-さんにん-」
・又吉靜枝作品「修羅の縁-尚寧王と袋中上人再見-」
・城間祥之作品 「-創作歌舞集-ニライカナイ」
・新崎恵子作品 「創作琉球舞踊組曲 新南島風土記 ニライの島」
2.審査選考の観点
企画(発想・意図)、構成・振付、演出(表現・表出法)、演技、音楽等
3.審査員(五十音順)
・池間聡(琉球新報社 事業局長)
・幸喜良秀(国立劇場おきなわ芸術監督)
・田中英機(実践女子大学教授)※委員長
・照喜名朝一(音楽家・重要無形文化財保持者)
・比嘉悦子(浦添市てだこホール館長)
・諸見里道浩(沖縄タイムス社常務取締役)
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