新作組踊「真珠道」は、2020年に逝去された沖縄初の芥川賞作家、大城立裕氏が最初に創作した5つの新作組踊の一つです。「真玉橋の人柱」伝説を組踊にした本作品は、18世紀を舞台に男女の情愛を描きつつ、組踊に新たな風を送り込んだ新作として再演を重ねてきました。演出・振付に宮城能鳳氏、地方指導に西江喜春氏の2人の人間国宝を迎え、上演いたします。第一部では、各流派会主による熟練した琉球舞踊を心ゆくまでご堪能ください。
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【大城立裕作品特別セット券」を販売!】
一般発売に先駆けて、2月公演「首里城物語」とのセット券を販売します!
ぜひ、両公演あわせてお楽しみください。
○セット券発売日
一 般:令和4年1月4日(火)
友の会:令和3年12月28日(火)
○対象公演
2月26日(土)・2月27日(日)
歌舞劇「首里城物語」
3月12日(土)
新作組踊「真珠道」
○2公演セット価格
5,250円(通常料金の25%割引)
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-演目-
【第1部】琉球舞踊
「本貫花」 比嘉侑子
「護身の舞」 前川美智子
「汀間当」 新城園美
「仲里節」 伊禮ユキ子 伊禮末子
【第2部】新作組踊「真珠道」
作 : 大城 立裕
演出・振付 : 宮城 能鳳
地謡指導 : 西江 喜春
【あらすじ】
首里の役人・倉田真刈と真珠村のコマツは、結婚の約束をします。身分の違いから真刈の両親に反対され、二人は泣く泣く別れます。何年か過ぎた頃、真珠村では真珠道に向かう橋を架ける工事がどうしてもうまくいかず苦労していました。そのような折、首里から新しい奉行として真刈が真珠村へ着任します。橋の工事を相談するため呼び出した巫女はなんとコマツでした。コマツは工事を成功させるには、「七色の元結いをした女性」を人柱として立てることを神託として進言します。そして、コマツは真刈のため、自ら人柱となります。工事は成功し、真刈は一人コマツを思いながら真珠道を上って行きます。
【配役】
倉田真刈 : 東江 裕吉
コマツ : 新垣 悟
真刈の父 : 嘉手苅 林一
真刈の母 : 真境名 律弘
真刈の供 : 上原 崇弘 佐喜眞 一輝
村掟 : 石川 直也
村人一 : 仲村 圭央
村人二 : 伊藝 武士
村人三 : 知花 令磨
村人四 : 比嘉 大志
村人五 : 島袋 浩大
きやうちやこ持ち : 岡本 凌
【地謡】 (歌三線) 西江 喜春 花城 英樹
玉城 和樹 大城 貴幸
(箏) 名護みのり (笛) 入嵩西 諭
(胡弓) 徳田 泰樹(太鼓) 宮里 和希
※演目・出演者等は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。