第一部では、沖縄が世界に誇る伝統芸能「組踊」(ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形文化財)の楽しさや鑑賞のポイントを、初めて見る方にもわかりやすく解説いたします。
第二部では、組踊の創始者・玉城朝薫(たまぐすくちょうくん:1684~1734)の作品の中から、親子の深い情愛を描いた「銘苅子(めかるしー)」をご覧いただきます。
-演目-
■第一部 解説「組踊の楽しみ方」
案内役/知花小百合
■第二部 組踊「銘苅子」 作=玉城朝薫
【あらすじ】
ある日、農夫の銘苅子は、天女が泉で髪を洗っているのをみつけます。その美しさに心を奪われた銘苅子は、天女の羽衣を隠してしまいます。羽衣がないと天界に帰れない天女は、しかたなく銘苅子と夫婦になります。二児の母となり幸せに暮らしていた天女でしたが、ある日、子供らの歌から羽衣のありかを知ってしまい、天界に帰ることとなります。羽衣を身にまとった天女は、泣き叫ぶ子供らを見おろしながら、つらく悲しい気持ちで天へと舞い昇っていくのでした。
立方指導=親泊久玄 地謡指導=比嘉康春
【配役】
天女/田口博章
銘苅子/親泊邦彦
おめなり/伊禮凜音
おめけり/島袋由妃
首里の上使/石川直也
供一/岸本隼人
供二/宮里光也
きやうちやこ持ち/山城崚称
【地謡】
(歌・三線)仲村逸夫・喜納吏一・仲村渠達也
(箏)池間北斗
(笛)入嵩西諭
(胡弓)玉城和樹
(太鼓)久志大樹
組踊鑑賞教室の4つのポイント
①実演を交えた解説
組踊の上演に先立ち、案内役が組踊の歴史、音楽、場面などを説明し、組踊の楽しさや観賞のポイントを、実演を交えてわかりやすくご紹介します。
②組踊専用の舞台
組踊専用のオープンステージ(張出舞台)で、臨場感あふれる舞台をご覧いただきます。
③イラスト入り解説書
ご鑑賞の皆様に、イラスト入りでわかりやすい公演解説書を無料で進呈いたします。お子様にも楽しんでいただけるよう、解説書には全てふりがなをつけています。
④標準語訳の字幕表示
組踊は、昔の沖縄の言葉で演じられます。舞台の両サイドに標準語訳の字幕が表示されますので、劇中のセリフの意味がわからない方でも、物語の内容を十分にご理解いただけます。
※出演者等は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください
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