公演詳細


組踊公演 「大城崩(うふぐしくくじり)」


日時

公演日:2011/10/01 (土)

開演時間:14時
終演時間:

会場 大劇場
入場料

一般:3,000円 (全席指定) 

公演内容

「万歳敵討」、「義臣物語」と並び、田里朝直の三番と称され、尚穆五年(1756年)尚穆王の冊封の式典が初演とされている。敵討物のなかでも子を想う母親の義理と愛情を描きながら、最後は和睦に導くという独特の筋立てで、我が子を犠牲に義理を通そうとする母親と弟をかばう虎千代のいじらさ、そして散文調の難しいセリフ回しなど、見ごたえ、聴きごたえある「崩れ物」の傑作。


-演目-


■第一部 琉球舞踊 ~ 口説 ~ 
              解説:大城 學(琉球大学教授)

1「かぎゃで風」〈踊り手〉親泊 久玄*・親泊 邦彦
2「上り口説」 〈踊り手〉謝名堂 奈津・島袋 里菜
3「若衆揚口説」  〈踊り手〉玉城 侑香李・宮城 智美
4「四季口説」 〈踊り手〉棚原 由里子・祖慶 しのぶ
5「早口説」 〈踊り手〉阿嘉 修
6「道輪口説」〈踊り手〉孤島 丘奈・仲本 久乃
7「下り口説」〈踊り手〉新里 春加・古謝 渚

■第二部 組踊「大城崩(うふぐしくくじり)」
 立方統括:眞境名 正憲*
 立方指導:真境名 律弘
 地謡指導:前川 朝文*

【あらすじ】
島尻大里の按司の欲のために、父である大城按司を殺された大城の若按司は、鮫川按司と力を合わせて大里按司を討ち、敵討を果たす。さらに、大城の若按司の守役である外間の子は、逃げた大里按司の妻と、二人の子どもを追って中城荻堂へ向かい、遊んでいた二人の子ども・虎千代と金松を捕らえ、馬天浜で処刑しようとする。そこへ、大里按司の妻をなじゃらと乳母が駆けつけ、敵討は終わったのだから、新たに罪を犯すことはせず、幼い兄弟を助けてくれと命乞いをする。

【配役】
〈大城若按司〉真境名 律弘
〈外間の子〉宇座 仁一
〈乳 母〉平田 智之
〈供 一〉伊野波 盛人
〈供 二〉田口 博章☆
〈虎千代〉玉城 匠☆
〈をなじゃら〉海勢頭 あける*
〈金 松〉呉屋 智
〈草 切〉儀保 政彦*
〈きやうちやこ持〉 山崎 啓貴

【地謡】
(歌三線) 前川 朝文*・前原 信喜・新城 治・謝敷アンヘル
(箏) 赤嶺 和子 
(笛) 中村 昌成 
(胡弓) 照屋 健 
(太鼓) 金城 盛松

※出演者は都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。

*は、国指定重要無形文化財「組踊」(総合認定)保持者
☆は、国立劇場おきなわ組踊研修終了生

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