公演詳細


研究公演「御冠船踊の舞台」


日時

公演日:2008/11/22 (土)

開演時間:14時
終演時間:16時

会場 大劇場
入場料

全席指定3,000円

公演内容

琉球王府時代、国王の代替わりの際に中国皇帝が琉球に対して詔勅を与えました。その時の中国皇帝からの使者を冊封使と呼びました。冊封使は王への冠を携えて来たことから、彼らの乗った船を「冠船」と呼び、一行を歓待する宴で演じられた芸能を「冠船芸能」と呼びます。

御冠船芸能では、首里城北殿前に仮設の舞台を作り、組踊や舞踊等を演じて一行を歓迎しました。仮設の舞台には「橋がかり」や北表(上手)、南表(下手)などがあり、現在とは違う形式を取っていました。今回の公演では、伊波普猷『校注琉球戯曲集』を基本としながら「御冠船踊の舞台」の再現を試みます。


-演目-


第1部 琉球舞踊


1 老人老女
〔踊り手〕
2 若衆笠躍
〔踊り手〕
3 さっくふし
〔踊り手〕
4 柳 躍
〔踊り手〕
5 しゅんどう躍
〔踊り手〕

第2部 組踊「二童敵討」

組踊の創始者・玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)作。1719年初演。

 (あらすじ)
あまおへ(阿麻和利)は、天下を取るため、邪魔者であった護佐丸を、首里王府に嘘偽りを言って攻め滅ぼさせました。近いうちに首里王府も滅ぼそうと企んでいます。
  護佐丸の遺児・鶴松と亀千代の兄弟は、父の仇である阿麻和利を討つ機会を狙っていたところ、阿麻和利が野遊びをすると聞き、意を決します。
  阿麻和利一行が酒盛りをしているところに、鶴松と亀千代は踊り子に身をやつし近づき、所望に応じて踊ったり、酒の酌をして阿麻和利を酔わせます…。

[指導]瀬底正憲

[配役]

あまおへ 瀬底正憲
供一 宇座仁一
供二 岸本 剛
供三 金城陽一
鶴松 宮城茂雄
亀千代 金城真次
母 赤嶺正一
       他
[地謡]

歌・三線 山城暁・大湾朝重・田港朝弘
箏 比嘉淳江
笛 宇保英明
太鼓 新里哲志

関連情報

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