公演詳細


第14回若手伝承者公演(組踊既成者研修発表会)組踊 「雪払い」(だいじゅうよんかいわかてでんしょうしゃこうえん(くみおどりきせいしゃけんしゅうはつぴょうかい)くみおどり「ゆちばれー」)


日時

公演日:2024/11/30 (土)

開演時間:14:00
終演時間:16:00 予定

会場 大劇場
入場料

一般:2,000円 友の会:1,600円 学生割:1,000円(小中高大学等の学生)

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公演内容

国立劇場おきなわでは、琉球王国時代に創始された組踊の伝承者を養成するため、平成17年度から組踊研修を実施しています。研修期間は3年間で、これまでに第一期から第六期までの計57人が組踊研修を修了し、沖縄伝統芸能の舞台で活躍しています。
 平成23年度からは組踊研修修了生の技芸の向上を図るため既成者研修も実施し、若手伝承者公演(既成者研修発表会)を上演しています。

 第14回となる今年の若手伝承者公演(既成者研修発表会)には、組踊研修修了生23人が出演。立方・地方の第三期修了生から第六期修了生までの若く熱い情熱をもった実演家が出演します。
 
 沖縄の伝統芸能、組踊の将来を担う若手伝承者達の舞台をどうぞお楽しみください。

【あらすじ】
伊祖の子は、国王の命により、風俗改のために北山へ巡検に赴くことになります。そのことを家族へ伝えると、先妻の子の思鶴と亀千代、後妻の乙樽は、親子仲むつまじく過ごして待っているので安心して出発してくださいと答えます。
伊祖の子が留守中の雪の降る日、継母乙樽は雪払いをしろと思鶴にいいつけます。ところが雪はやむ気配はなく、思鶴がいくら雪を箒で払い続けても、雪を払い終わることができません。継母乙樽は言いつけを守れていないと怒り、そのような子は置いておけないと思樽を身ぐるみはがし、雪の降りしきる中に下着姿で追い払ってしまいます。 
弟の亀千代は、姉の後を追い、着物を着せ、乙樽に謝って許してもらおうと説得して家へと帰ろうとしますが、途中で乙樽に見つかり激怒されます。乙樽は、思鶴を置き去りにして亀千代だけを連れて帰宅します。 
思鶴は行く宛もなく、亡くなった実母に願いをかけます。すると不思議なことに死んだはずの実母が現れ、思鶴はその亡霊とつかの間共に踊ります。
北山巡検を終えた伊祖の子は、山道を家へと向かう途中、降りしきる雪に埋もれている思鶴を見つけました。介抱して理由を聞くのですが、思鶴は本当の理由を言いません。
帰宅すると伊祖の子は、乙樽に思鶴の居場所を聞くと、乙樽の返事は偽りばかりです。伊祖の子は、乙樽が思鶴を放逐したのだと気づき、乙樽を一刀に斬り殺そうとしますが、亀千代と思鶴が継母をかばいます。継母であろうとも親であり、今回の件も私の孝行が足りなかったからであるという娘の孝行心に心打たれた伊祖の子は乙樽を許し、乙樽も思鶴の孝行心によって改心し、親子は仲良く舞い戻ります。


-演目-


【第一部】琉球舞踊
(舞踊指導:宮城幸子)
(地方指導:城間德太郎)

「作田」
踊り:上原崇弘

歌三線:國吉啓介 佐久田朝太 棚原健太
    久保田諒 波平宇宙
箏  :町田倫士
笛  :横目大哉
胡弓 :又吉恭平
 
「ゼイ」
踊り:比嘉克之、玉城慶

歌三線:國吉啓介 佐久田朝太 棚原健太 
    久保田諒 波平宇宙
箏  :町田倫士
笛  :横目大哉
胡弓 :又吉恭平
太鼓 :横目大通

「取納奉行」
踊り:堀川裕貴、森山和人
歌三線:國吉啓介 佐久田朝太 棚原健太 
    久保田諒 波平宇宙
箏  :町田倫士
笛  :横目大哉
胡弓 :又吉恭平
太鼓 :横目大通

【第二部】組踊「雪払い」

(立方指導)宮城能鳳
(地方指導)西江喜春

(配役)
伊祖の子     比嘉大志
供        比嘉克之
乙樽       伊藝武士
思鶴       森山康人
亀千代      髙井賢太郎
実母の亡霊    下地心一郎

(地方)
歌三線:仲嶺良盛 金城亮太 澤岻安樹 
    兼箇段翔 比嘉誠伍 加屋本真士
箏  :町田倫士
笛  :横目大哉
胡弓 :又吉恭平
太鼓 :横目大通

※演目・出演者等は変更となる場合がございます。
あらかじめご了承ください。

関連情報

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