公演詳細


民俗芸能公演 やんばるの芸能(みんぞくげいのうこうえん やんばるのげいのう)


日時

公演日:2025/01/19 (日)

開演時間:14:00
終演時間:16:30

会場 大劇場
入場料

一般3,700円 高校生以下(3才以上)1,000円 大学生等2,000円 ※発売開始日:12月1日(日)

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公演内容

沖縄本島には、それぞれの地域で多様な民俗芸能が脈々と受け継がれています。特に沖縄本島北部のやんばる地域では独自色の強い民俗芸能が伝承されてきました。本公演では、そんなやんばる地方の伝統芸能の中から特に伝承数の少ない、本部町渡久地に伝わる組踊「高山敵討」をはじめ今帰仁村湧川・東村有銘・名護市数久田に伝わる民俗舞踊を取り上げます。やんばる地域の特色ある民俗芸能をご堪能ください。

※出演者見合わせについて(東村有銘)
 出演予定となっておりました東村有銘区については今回の大雨による災害により、出演を見合わせることになりました。ご了承の程よろしくお願い申し上げます。
 なお、今回被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。


-演目-


1.今帰仁村湧川  「路次楽」
 およそ300年の歴史を持つ路次楽は、もともと中国から伝わったものを琉球国王の行列の「さきぶれ」として取り入れたことが始まりとされています。県無形民俗文化財に指定されている今帰仁村湧川地区の路次楽には、国王の行列に使用される楽器の一つ「ガクー」が伝わっており、独特なガクーの音色と太鼓の囃子が特徴です。
 
2.東村有銘    「女手踊」  
 
 ※今回の大雨による災害により、出演を見合わせることになりました。
 
 東村有銘は伝統芸能の盛んな地域です。戦前から“三年マール(三年に一度)”の住民をあげての村踊りがあり、なかでも組踊「奇縁の巻」や「女手踊り」は有銘にしかなく、区民が誇りとする演目です。今回披露する「女手踊り」は月見が主題で「瓦屋節」「干瀬節」「述懐節」の三曲からなり、典型的な御冠船踊の流れを汲んでいます。鮮やかな紅型衣装でしっとりと踊られる女踊りです。
 
3.名護市数久田  「打組加那よー」
 地区内の指導者が地域独自の舞踊を継承している名護市数久田からは、リズミカルな音楽にのせて2組の男女が軽やかに踊る「打組加那よー」をお届けします。絣の衣装に身を包んだ若い男女が、時には輪になり華やかに、時には手を繋いで息の合った舞を披露します。

4.本部町渡久地  組踊「高山敵討」
 本部町渡久地に伝わる作者不詳の組踊「高山敵打」は、配役のすべてを地元の方々が演じており、地域一丸となって大切に受け継いできた作品です。緊迫感のある仇討ちものですが、静寂さに心が引き込まれる場面もあり、地域独自の組踊の世界をご覧いただけます。
 
(あらすじ)大浦大主は主人の高山按司を三月三日の浜遊びに誘い出し、だまし討ちにしてしまう。高山按司の四男・金松は乳母によりこの難を逃れており、それを知った大浦大主は臣下に金松を捕らえるよう命じる。金松と実子・虎千代を連れて逃げた乳母であったが、このままでは捕まってしまうと考え、敵を欺くために、虎千代を金松の身代わりにする。後を追ってきた大浦大主の臣下達は、捨てられていた虎千代を金松と思い込み捕らえて引き揚げていく。一方、高山按司の忠実な臣下であった菊村大主と有銘の比屋は、散り散りになった高山按司の臣下を集め、仇討ちの計画を練っており・・・。

※演目・出演者等は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください

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