子の会が離島学校公演(慶留間小中学校)に出演しました

 

  平成27年12月15日(火)
 
国立劇場おきなわ組踊研修修了生で構成する子の会(しーのかい)が、12月15日に行われた
慶留間小中学校での組踊鑑賞会(「執心鐘入」)に出演しました。
  
これは、沖縄県教育庁において昨年度から実施されている「組踊等教育普及事業」として、沖縄
県内の離島各地域の学校で組踊鑑賞会を実施するもので、子の会が昨年度から出演をしてい
ます。
今回の慶留間小中学校は、慶良間諸島の座間味村内の慶留間島にある学校です。
 
当日の鑑賞会の前には、子の会による「組踊ワークショップ」も開かれ、慶留間小中学校生徒
(12名)が参加し、修了生が組踊に関する基礎知識をわかりやすく説明しました。
 
組踊が上演される機会が少ない地域ということもあり、鑑賞会には、隣接する地域の阿嘉小中学
校生徒(13名)や住民の方も加わって参加し、鑑賞いただきました。
鑑賞会は、組踊の仕組みやストーリーが理解しやすくなるように、前半に組踊の解説や執心鐘入
のダイジェスト版を披露したうえで、上演を行いました。
また、ダイジェスト版組踊では、生徒にも小僧の役などを体験してもらいました。

 

 

慶留間小中学校
 
ワークショップ①
(執心鐘入での般若面の説明)
 
 
ワークショップ②
(組踊のセリフ回しを解説)
 
ワークショップ③
(組踊の歩きを生徒が体験)
 
楽屋のようす
(学校内の図書館を利用)
 
組踊の解説のようす①
(2期生の岸本隼人が解説)
 
組踊の解説のようす②
(地方の各楽器を解説)
 
 
執心鐘入のダイジェスト版
(「小僧二」役を慶留間小生徒が体験)
 
 
組踊「執心鐘入」③
 
 
 
研修修了生は、今後も組踊伝承者として活動して参りますので、応援のほどよろしくお願いいたします。