国立劇場おきなわでは、沖縄伝統芸能である「組踊」を保存継承することを目的に、平成17年から組踊研修を実施しており、これまで第1期、第2期の修了生を送り出しています。彼らは現在、若手組踊伝承者として国立劇場おきなわをはじめ数多くの舞台で活躍しています。今回、修了生たちの日ごろの修練の成果を発揮する場として国立劇場おきなわ若手伝承者発表会を開催させていただきます。熱い情熱を持ち、組踊の将来を担う彼らの舞台にどうぞご期待下さい。
●●●●●●●演目●●●●●●●
【第一部】
琉球舞踊「かぎやで風」
踊り手:佐辺良和、金城真次、川満香多
岸本隼人、玉城匠、西門悠雅
斉唱「永良部節(いらぶぶし)」
「中作田節(ちゅうちくてんぶし)」
琉球舞踊「坂本節(さかもとぶし)」
踊り手:天願雄一、田口博章
西門悠雅(追加)
琉球舞踊「八重瀬の万歳(えーじのまんざい)」
踊り手:川満香多
【第二部】
組踊「雪払い(ゆちばれー)」
立方指導:宮城能鳳
地方指導:城間德太郎
◇あらすじ◇ 思鶴(うみちる)は、継母(ままはは)である乙樽(うとぅだる)にいじめられ、つらい仕事を言いつけられます。弟の亀千代(かみじゅう)が助けようとしますが、乙樽は聞き入れず、とうとう家から追い出されてしまいます。 父親の伊祖の子(いずぬしー)は、雪の中に倒れている思鶴を偶然見つけ助けます。家に戻り、理由を問いただすと乙樽は嘘の弁解をします。腹を立てた伊祖の子は、乙樽に斬りかかりますが姉弟の嘆願で思いとどまり、乙樽も心を改め親子仲良く暮らすことを約束します。
◇配役◇
伊祖の子・・・・佐辺良和
供・・・・・・・・・・岸本隼人
思鶴・・・・・・・・西門悠雅
亀千代・・・・・・玉城匠
乙樽・・・・・・・・金城真次
実母の亡霊・・田口博章
◇地方◇
【歌三線】
新垣俊道、仲村逸夫、玉城和樹
仲村渠達也、大城貴幸
【箏】池間北斗
【笛】入嵩西諭
【胡弓】森田夏子☆
【太鼓】久志大樹☆ ☆は賛助出演者
※演目・出演者は都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。
【字幕表示有り】
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