第二期組踊研修修了発表会が行われました。
 
平成23年3月3日(木)
国立劇場おきなわ大劇場において、第二期組踊研修修了発表会が行われました。
演目は高宮城親雲上作「花売の縁」。
 
組踊研修では、すべての役を修得することを目的としており、今回の発表演目「花売の縁」は全ての役が難しく、研修生は全役を修得するのに苦労しました。
 
配役は、これまで男役を務めてきた天願雄一を母役、逆に女役を務めてきた田口博章を森川の子役につけ、組踊研修ならではの配役で発表会が行われました。
 
立方の天願雄一(母)、田口博章(森川の子)、西門悠雅(鶴松)、玉城匠(薪木取)、岸本隼人(猿引)がそれぞれの役で持ち味をだし、それを地方がすがすがしい歌声で引き立て、3年間の集大成に相応しい公演となりました。
 
舞台後のあいさつでは、天願雄一(立方)と平田旭(地方)が、今後の活動についての決意とこれまで応援したくださった方々への感謝を伝えました。
 
なお、発表会終了後には研修生によるお見送りも行われ、大盛況のうちに幕を閉じました。
 
 
 
  
 
 
 
 
 
                 
第二期組踊研修生は平成23年3月16日に修了式をむかえます。
研修修了後も組踊の実演家として活動を続けてまいりますので、皆さまのご支援のほどお願い申し上げます。
 
 
 
【既成者研修発表会のお知らせ】
 
国立劇場おきなわでは、基礎研修を修了した者及び若手実演家の技芸向上を図るための既成者研修を実施します。また、研修の成果を広く一般に公開することを目的に、既成者研修発表会を実施します。
 
日時:平成24年3月24日(土) 14時開演
場所:国立劇場おきなわ大劇場
演目:組踊「万歳敵討」
※日程等を変更する場合もございますので、ご了承ください。