平成23年1月20日(木) 国立劇場おきなわ第二期組踊研修も残すところわずかとなりました。3月3日(木)に向かえる研修修了発表会が、研修生達にとって3年間の集大成となります。現在は、その舞台に向けての立方・地方合同稽古を開始しています。
修了発表会の演目は高宮城親雲上作『花売の縁』です。この作品はいわゆる「世話物」で、夫(森川の子)、妻(乙樽)、子(鶴松)が、それぞれを慕い合う気持ちが清らかに描かれています。家族への情愛や人情は、時代を超え、現代に生きる私たちも共感することができます。そのため『花売の縁』は、現在でも人気のある作品の一つとなっています。
各役処に長セリフが多いことや音曲が13曲も使われているなど、演じ手にとっては難しい演目と言えます。それを研修生達がどう演じるのかが見どころとなっています。
3年間の研修の成果をぜひご覧ください。
◆第二期組踊研修修了発表会◆
日時:平成23年3月3日(木) 午後7時開演
場所:国立劇場おきなわ大劇場
入場無料(入場整理券は2月18日より配布致します。)
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