琉球舞踊
琉球舞踊はおおむね「古典舞踊」「雑踊」「創作舞踊」に分類されます。「古典舞踊」は、琉球王国時代に中国からの使者(冊封使)を歓待する舞台で踊られたことを機に発展し、18世紀に大成しました。古典舞踊は老人夫婦の「老人踊」・少年仕度の「若衆踊」・青年のりりしさを表現する「二才踊」、艶やかな紅型衣装を羽織って踊る「女踊」の4種類に分けられます。
「雑踊」は、廃藩置県後(1879年以降)登場し、庶民の音楽や風俗を取り入れて、人気を博しました。「創作舞踊」は現代の踊り手によって作られたもので、優れた作品が相次いで生まれています。2009年に、「琉球舞踊」は国の重要無形文化財に指定されました。